産科案内/特色

妊娠を考えているあなたへ

妊娠してもいいかな・・・赤ちゃんがほしいな・・・と思うあなたへ。

かわいい赤ちゃんがいる暮らしを望んでいるあなたに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。妊娠したら赤ちゃんのためにいろいろ気をつけないといけないだろうなあ・・・なんて、考えたことはありませんか?

もちろん妊娠してからも大切ですが、実は妊娠前から気をつけておいたほうがいいこともあるのです。健康な肉体に健康な精神が宿るという言葉がありますが、赤ちゃんにも同じことが当てはまります。
妊娠してから急に生活を変えようと思ってもなかなか難しいものです。妊娠前から健康的な日常生活をおくるように心がけることが、妊娠中の生活や、その後の子育て中の生活へと続いていくのです。

とりわけ食生活は大切です。赤ちゃんは、あなたが食べたり飲んだりしたものから出来上がっていくのですから、妊娠中の母体の健康と胎児の健全な発育のため、日頃から偏食をしないようにして栄養のバランスを保つなど、食生活を適正にすることが重要です。

葉酸を摂ろう!

赤ちゃんが生まれつきもっている病気のことを先天異常といいます。その中で大切な脳や脊髄の先天異 常の予防に重要なビタミンが、葉酸です。
お母さんのおなかの中で赤ちゃんが出来るとすぐに、脳・脊髄が形成されます。脳・脊髄はまず、胎児の背中の真中が窪み、窪んだ部分から神経細胞が出来て、どんどん増え、筒状の神経原基ができます。これを神経管といいます。
次に神経管の背中の開いている所が頭の方から閉じて行くのですが、これが閉じきらないまま発生が進むと、二分脊椎という病気になります。この先天異常は母体が葉酸を1日に0.4 mg(400μg)摂取することによって、その発生を半分以下に減 らせることがわかっています。神経管の閉鎖は妊娠がわかるかどうかくらいの時期から始まるので、妊娠前からしっかり葉酸を摂るようにしたいものです。

葉酸はその名前の通り、野菜に含まれるビタミンBの仲間です。葉酸0.4mgというと野菜350gに相当します。葉酸は熱に弱いので野菜を煮たり炒めたりすると壊れてしまいますので生野菜として食べます。妊娠可能年齢の日本女性の平均葉酸摂取量は1日0.3mgなので、普段から多めの野菜を摂られる事をお勧めします。葉酸は体内に貯めておくことができないので、毎日摂る必要があります。サプリメントを利用するのもいいでしょう。

禁煙しよう!

嗜好品の中でもたばこは、不妊・不育(妊娠しにくくなる、流産しやすくなること)の原因になったり、赤ちゃんの発育が悪くなったり、生まれてからも乳幼児の突然死に関連することが明らかになっています。なので、妊娠するならぜひ禁煙してください。
これはママになる女性だけではなく、パパが吸っている煙 (副流煙)を横から吸い込んでも影響することが知られているので、家族みんなで協力して頑張ってください。
お酒は、妊娠初期に日本酒にして毎日1合ずつ飲み続けると、胎児性アルコール症候群という脳に障害をもつ先天異常が高率に発症することが知られています。じゃあ少しだけなら毎日飲んでも大丈夫?それはわかりません。アルコールの代謝・分解は個人差が大きいので、どれくらいなら大丈夫かわからないのです。妊娠したら飲まないようにするのが賢明です。