診療内容・特色

産科案内/臍帯血について

当院は、臍帯血バンク協力病院です

テレビや新聞で「骨髄移植」についてお聞きになったことがあるかと思います。 白血病や再生不良性貧血などの患者さんの骨髄細胞を、健康な人の骨髄細胞(血液のもととなる造血幹細胞が含まれる)と入れ替える治療法です。 しかし、この骨髄移植を行うためには、患者さんと提供者との間の白血球の型が一致しなければうまくいきません。骨髄バンクに登録していただいた方はまだまだ少なく、骨髄移植が行えない患者さんがたくさんおられます。

最近では、「臍帯血バンク」のCMもよく目にするようになりましたが、「臍帯血」とは胎児と胎盤とを結ぶ臍帯(へその緒)の中にある血液です。最近、臍帯血には造血幹細胞が骨髄と同じくらい豊富に含まれていることが明らかになりました。臍帯血中に含まれる造血幹細胞を用いて移植を行うことを「臍帯血移植」と呼びます。

臍帯血の採血は、お産の後で臍帯と胎盤に残った血液を採取(献血)するもので、お母さんと赤ちゃんに負担はまったくありません。尚、採取時は、臍帯血だけでなく、お母さんの血液もいっしょに検査させていただきます。

当院では、兵庫さい帯血バンクに協力して、一人でも多くの患者さんの移植が実現することを願っています。臍帯血献血はあくまでもボランティアとして行っており、この事業に賛同される方はどうぞ産婦人科外来でお申し出下さい。

平成27年の献血状況
分娩数 986件
献血数 573件(58.1%)
搬送数 257件(26.1%)
臍帯血献血の流れ
(1)外来
  • 予定日決定後にお渡しするマタニティファイルに 「臍帯血献血のお願い」が入っております。 臍帯血バンクの趣旨をどうぞご理解下さい。
  • 臍帯血献血を希望される方は、妊娠10ヶ月カ月までに 妊婦健診で医師にお申し出下さい。(分娩時でも可能です) 同意書、問診票などをお渡しします。お家でご記入の上、提出していただきます。ご不明の点はいつでもお聞き下さい。プライバシーには十分気をつけます。
(2)病棟
  • お産で入院されたら、もう一度臍帯血献血の意思を確認させていただきます。 この時点で断っていただいても結構です。
  • 赤ちゃんが産まれたら、臍帯血を採取します。もし赤ちゃんやお母さんの緊急処置が必要なときや、臍帯血の量が不十分なときは採取できないことがあります。その他、採取不適格な場合や、日祝日前日には採取できませんので、説明の上ご遠慮していただきます。
  • お母さんの血液をいただきます。臍帯血がうまく採取できた後に、お母さんから5ml採血します。 これはお母さんに感染症がなく、安全な臍帯血であることを 確認する為です。
  • 臍帯血とお母さんの血液を兵庫臍帯血バンクに運びます。
  • お産後6ヶ月目に赤ちゃんの健康調査の書類がバンクから送られてきます。記入の上送り返してください。
  • 臍帯血が移植に適していることが確認されれば、兵庫さい帯血バンクに保存され、治療に使われます。