骨密度測定
概要
骨密度検査は、骨がもろくなって、骨折しやすくなる病気である骨粗しょう症の代表的な検査です。骨粗しょう症になると骨折するリスクが高まります。ですが、ほとんどの場合、発症初期は痛みが出ず症状がありません。自覚症状がほとんど現れない骨粗しょう症で、最も注意したいのが骨折です。骨粗しょう症の影響で骨折してしまうと、移動などの基本的な日常生活動作が不自由となり、生活の質が低下します。そのため、定期的に骨密度検査を受けていただき、早めに診断を受け、食事や運動療法に加え、場合によっては骨を強くするお薬などによる治療を早く始めることが重要です。
当院はHOLOGIC社製の最新型Horizon骨密度装置を導入しました。主に腰椎や大腿骨頚部の骨密度を微量なX線を用いて行うデキサ法にて測定します。腰椎、大腿骨頚部は骨粗しょう症による骨折が生じやすい部位であり、また治療効果が現れやすい部位でもあるため、その当該部位を測定することで直接的に骨の状態や治療効果を評価することができます。
Horizon
検査上の注意点
- 定部位に衣服の金具・ボタン・湿布等がある場合は外していただきます。
- 検査台に仰向けに寝ていただきます。測定中は息を止める必要はありませんが、体を動かさないようにお願いします。
- 検査時間は10~15分程度です。
検査を受けられない方
- 妊娠又は妊娠の可能性のある方
- ペースメーカーが腹部にある方
- 検査の1週間以内にバリウム検査、造影検査、RI検査を受けた方
また、腰椎や股関節(大腿骨頚部)に固定用ボルトや人工骨頭などの体内金属がある場合には、計測が行えないことがありますので、事前にお知らせください。
骨密度検査についてなにかご不明な点があれば、撮影前に検査スタッフにご相談ください。