DPC=「診断群分類包括評価方式」とは【Diagnosis Procedure Combination】の略で、医療の標準化を進めて高い水準の医療を提供することが目的とされています。

従来の診療行為ごとに計算する「（全）「出来高方式」とは異なり、入院される患者さまの病状などを元に手術や処置の内容に応じて、厚生労働省が定めた分類（診断群分類）ごとの1日あたりの点数からなる包括評価部分（投薬・注射・処置・検査・入院基本料等）と出来高評価部分（手術・麻酔・内視鏡検査・指導料等）を組み合わせて計算する新しい計算方法です。

医師が患者さまの病状や診療内容によって診断群分類（約1570分類）を判断し、DPCで医療費を計算します。
まれに病状が診断群分類の包括方式項目に該当しない場合があり、その場合は従来の計算方式（出来高方式）になります。

• Q1.

  DPCと出来高方式（従来方式）は自由に選べるの？
  A1.

  選べません。厚生労働省の定めにより、DPC対象となる病状に対してはDPC以外の計算は認められていません。
• Q2.

  DPCだと治療が変わるの？
  A2.

  基本的には変わりません。
  ただし、入院対象となった疾患の治療を行うことを主とし、標準化を図っているため、緊急性などを鑑み、入院中に必ずしも行わなくてもよい医療行為は入院前後（術前術後検査・処置等）の外来にて行います。
• Q3.

  高額療養費の扱いはどうなるの？
  A3.

  基高額療養費等、健康保険制度に関しては従来どおりです。

当院または他院で処方されたお薬は、ご持参の上、ご入院ください。
当院では薬剤師が、お薬の重複を防ぐため持参薬の確認・管理を行っております。
入院時には持参薬の提示を宜しくお願いします。

当院に入院期間中、保険扱いによる他院の受診（院外調剤薬局で処方も含む）は原則できません。
入院期間中に他院にて、ご家族が入院患者さまのお薬を処方してもらうこともできません。
入院期間中、持参薬がなくなる場合や、他医療機関の予約が重なっている場合は、あらかじめ病棟の看護師にご相談下さい。

その他、ご不明な点がございましたら、ご遠慮なく総合受付へお尋ねください。