ハンドメイドお菓子 レシピ
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紅茶とオレンジピールのパウンドケーキ
【アレルゲン】卵、牛乳、小麦パウンドケーキは18世紀後半のイギリスで生まれたお菓子で、その語源はレシピに由来しています。パウンドケーキの「パウンド」は、小麦粉、卵、砂糖、バターの4つの材料を1ポンド(pound)ずつ用いたことに由来しており、当初はこの配合に砂糖漬けのフルーツの皮を加えたケーキが結婚式用のウエディングケーキとして出されていました。1ポンドは約454gなので、パウンドケーキは元々かなり大きなケーキでした。
ちなみにフランスでは「カトル・カール」(4分の1が4つ、という意味)と呼ばれているそうです。
今回のレシピでは、オレンジピールと紅茶を組み合わせており、ほのかな紅茶の香りと噛むほどにオレンジピールの甘みがマッチするパウンドケーキとなっています。 -
~さわやかレモンムース~レモンピール✕ハニーレモンジュレ
【アレルゲン】卵、牛乳ムースとは、フランス語ではムスー(=Mousseux)といい、「泡」を意味します。生クリームや卵白を泡立てることによりふわふわとした食感を持つようになります。もともとは料理で利用されていたものでしたが19世紀に入って甘いデザートに応用されるようになりました。
このスイーツは季節感を出すためにさわやかさを楽しめるようにレモンをふんだんに使っています。白い部分には生レモン汁とレモンピールをすりおろしたものを入れ、トッピングにはスライスしたレモンを煮詰めてジェルにしました。ヨーグルト、生クリーム、メレンゲ(卵白)の比率を調整して、風味と口どけを同時に楽しんでいただけます。 -
~ナッツのクグロフ~
【アレルゲン】卵、牛乳、小麦、アーモンド、くるみクグロフは、フランス北東部のアルザス地方を代表する焼き菓子です。生地を発酵させて作るのに対してオーストリアやスイスではバターケーキに似た生地で作るのが一般的です。クリスマスなど特別な日に焼くとっておきの一品として親しまれています。生地の味、混ぜる果物やナッツ、トッピングにチョコレートをコーティングしたりドライフルーツなどを飾るなどそれぞれに様々なアレンジができる焼き菓子です。
当院ではバター生地で作製し、アーモンドパウダーを少し加えて風味としっとり感を出しています。トッピングはオートミールの他に、シロップ漬けのフルーツやグリーンピスタチオなどでもおいしく召し上がれます。 -
~りんごと紅茶のクランブルマフィン~
【アレルゲン】卵、乳、小麦イギリス発祥の「クランブル」とは、小麦粉・砂糖・冷たいバターを混ぜてそぼろ状にした生地のことを言います。クッキーのようなサクサクとした食感が特徴で、大きめにカットしたりんごとの相性も抜群です。マフィン生地の紅茶は抽出液ではなく茶葉を使用しているため、よりダイレクトに紅茶の風味が口の中で広がります。
今回はベルガモット(柑橘系)の香り豊かなアールグレイを使用していますが、その他お好みのフレーバーティー(ナッツ系、スパイス系など)を使用しても良いでしょう。 -
~くるみとクランベリーのフロランタン~
【アレルゲン】卵、乳、小麦フロランタンとは、クッキー生地にキャラメルでコーティングしたナッツ類を乗せて焼き上げたフランスのお菓子のことを言います。一般的にスライスアーモンドを用いて作られることが多いですが、こちらのレシピではスライスアーモンドの他、くるみとドライクランベリーを加えて食感と味にアクセントを加えました。一見難しそうなイメージがあるかもしれませんが、焼き加減のコツさえ掴めばご自宅でも簡単に作ることができます。尚、バターやナッツ類を使用しているため、カロリーは比較的高めのお菓子です。食べ過ぎには注意しましょう。
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~ジャスミン茶ジュレの杏仁豆腐~
【アレルゲン】乳杏仁豆腐は、「杏仁霜(きょうにんそう)」と呼ばれるアンズの種子の中にある「仁(じん)」という部分を粉末状にし、砂糖などを加え加工したものを使用して作られています。独特な甘い香りが特徴で、杏仁豆腐の風味は杏仁霜に由来しています。中国発祥のデザートということで、トッピングには中華料理の際よく提供されるジャスミン茶を使用したジュレとシロップ、クコの実を乗せました。濃厚な杏仁豆腐とジャスミン茶の爽やかな風味をお楽しみください。
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~キャロットカップケーキ クリームチーズのせ~
【アレルゲン】卵、乳、米、アーモンドマフィンのようなカップケーキの基本材料は、卵、小麦粉、ベーキングパウダー、無塩バター、砂糖です。これら各材料の配分を変えることにより焼き上がりの硬さや膨らみ具合に違いが出てきます。
このキャロットケーキは焼き菓子では珍しくグルテンフリー(小麦粉不使用)となっていますので、小麦粉を控えている方にもお召し上がりいただけます。人参に多く含まれているカロテンは抗酸化物質で免疫機能の正常化や細胞の老化を防ぐ働きがあります。このケーキにはバター(油)が含まれていますが、カロテンは油と一緒に食べると吸収がよくなります。お料理にもこの特性を活かしてください。 -
~ブルーベリーマフィン クリームチーズサンド~
【アレルゲン】卵、乳、小麦「マフィン」にはイギリス式とアメリカ式があり、後者はイギリスの移民によってアメリカに伝わりました。後にベーキングパウダーを加えるなどアレンジされ現在のスタイルとなりました。イギリス式がパンであったのに対してアメリカ式は焼き菓子として扱われ、マフィンと聞いて思い浮かべるのはこちらのカップケーキタイプの方が多くなっています。
このスイーツは、少しコクが出るように甘味にきび砂糖(黒砂糖、てんさい糖でも可)を使用しています。ブルーベリーは冷凍ものでも利用できます。生地の中ほどにクリームチーズをサンドしているのでチーズの味とソフトな食感も味わえるように作りました。 -
~あんこのパウンドケーキ~
【アレルゲン】小麦、乳、卵、アーモンドあずきは「古事記」などに五穀として登場し、縄文遺跡からも発見されています。中国最古の薬物書にはあずきの煮汁が解毒剤として使われたと記載されており日本でも古来よりあずきは薬として用いられてきました。一方であずきの赤色が太陽や火、血といった「生命」を象徴すると考えられ、呪術的な力をもった 特別な食材として使われるようになりました。お祝いの席にあずきが使われるのも魔よけの力があると信じられてきた所以です。
このお菓子はあずき(=東洋)と小麦粉や生クリーム(=西洋)が一つになった、不思議な味のするものに仕上がっています。 -
~パンプキンムース 紅芋クリームのせ~
【アレルゲン】卵、乳「ムース」とは、フランス語で泡という意味で、生クリームや卵白を泡立ててふんわりと軽い泡のような口どけに仕上げたスイーツです。「ババロア」との違いは作り手の見解の相違で分けられることが多いので、洋菓子の本場フランスでもしばしば議論の的になっているようです。
このスイーツは、牛乳にゼラチンを溶かしてハンドミキサーで気泡を作った状態にして加え、さらに卵白をメレンゲにしたものも加えていますので、泡のような口どけが楽しめます。南瓜や芋の食材の甘さを利用して、砂糖の使用量を抑えるように工夫しています。 -
~イチジクとプルーンのティーブレッド~
【アレルゲン】小麦、乳、卵イチジクは地中海地方が産地の果物で、聖書にも記されているくらい古くから食べられてきています。干したものは食物繊維が豊富で、便通に良いとされています。プルーンも生よりも干して食べられるのが一般的です。
このティーブレッドは甘味の強いドライフルーツを使用していますので、砂糖の使用量は少なめとなっています。アールグレイティーで香り付けをしていますので、深みのある味わいが楽しめます。尚、ドライフルーツの食べ過ぎは糖分の過剰摂取になりますので注意しましょう。 -
~おからのチョコブラウニー~
【アレルゲン】小麦、卵、乳、大豆、アーモンドブラウニーというお菓子は甘くて濃厚な味のイメージがありますが、このブラウニーは小麦粉やバターの量を抑えてその代わりにおからを使用し、サックリ仕上げています。
おからはご存知のように大豆由来の食品です。料理では卯の花和えでお馴染みの食材ですが、最近の若いお母さんたちはあまり作らないようなので口に入る機会も少ないようです。「お腹のおそうじ屋さん」と言われるように食物繊維が非常に多く含まれています。料理に積極的に取り入れてもらいたいですね。