3焦点眼内レンズ
3焦点眼内レンズ
当院では、3焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っております。
ファインビジョンFineVision、FineVision Toric(PhysIOL社)
PhysIOL社製の3焦点回折型多焦点眼内レンズです。眼内固定がよく、3焦点回折構造をもちいているため、遠、中75cm、近方30cmの焦点にピントが合い、遠くから手元までバランスよく見ることができます。グレア・ハロー現象といった夜間の見えにくさも発生しにくくなっています。
親水性アクリルレンズであるため、長期的に眼内レンズが白濁する「グリスニング」という現象はほぼなく、透明性が長期に維持されます。
厚生労働省の認可がまだのため、完全自由診療のレンズとなります。
パンオプティクスPanOptics(Alcon社)
3焦点のPanOpticsは、3つの焦点(遠方・中間60cm・近方40cm)があります。日常よく使う焦点距離に合わせた3焦点レンズです。
夜間のグレア・ハロー現象を軽減する設計ではないため、グレア・ハロー現象はやや強めになります。
レンズの素材のため、「グリスニング」と呼ばれる、眼内レンズそのものの混濁の発生がまれにあります。
厚生労働省により認可されている、選定療養対応レンズです。