RSウイルスは誰でも感染することがあるありふれたウイルスで、生後2歳までにほぼ100%が感染すると言われています。
症状は軽いかぜ症状から重症の肺炎まで様々ですが、生後6か月未満に感染すると重症化しやすいことがわかっています。
残念ながら特効薬はなく、この時期の赤ちゃん自身にワクチンを接種しても予防効果は期待できません。
そこで、妊娠中のお母さんに接種することで、お母さんがつくった抗体が胎盤を通して胎児に移行し、生後6か月ごろまでの感染を予防することができるワクチンが開発されました。
それがRSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ)です。
当院では30週前後での接種をおすすめしています。保険適応がないので自費での接種となります。
ご希望の方は産婦人科外来までお問合せください。